「魂抜き」とは?墓じまいの前に知っておきたい大切な儀式

お墓じまいを進める際、よく耳にするのが「魂抜き」という言葉です。墓石を解体する前に必ず行うこの儀式は、故人を尊重し、これまで守られてきたお墓に感謝を捧げるための重要なステップです。本記事では、魂抜きの意味や流れ、そして依頼方法についてわかりやすくご紹介します。

魂抜き・お性根抜き・閉眼供養とは?

「魂抜き」とは、故人の魂をお墓や仏壇などからお引き取りするための儀式です。これまでの供養の場として使用されていたお墓の「役目を終わらせる」意味を持ちます。宗派によって「閉魂供養」や「お性根抜き」とも呼ばれることがありますが、どの宗派でも、魂が宿るとされてきた場所に感謝を込めて行われます。

なぜ魂抜きが必要なのか?

お墓や仏壇には「魂が宿っている」と信じられており、そのまま解体や処分をすることは失礼にあたるとされています。魂抜きは、故人や先祖を安心させるだけでなく、家族の心の整理にもつながる大切な儀式です。

魂抜きの流れ

1. 住職への依頼

魂抜きの儀式は、お墓があるお寺やお世話になっている宗派の住職にお願いするのが一般的です。事前に日程を相談し、費用や準備物についても確認しておきましょう。

2. 当日の準備

当日は家族が集まり、お墓の掃除やお花・線香を供えることから始めます。最後のお別れとして、お墓をきれいに整えることも大切です。

3. 儀式の進行

住職が経を唱え、お墓から魂をお引き取ります。儀式は20~30分ほどで終わることが多く、終了後は皆で手を合わせてお別れをします。ご住職様によっては一霊様ごとに読経いただけるため、非常に長くなる場合があります。

4. お布施の準備

儀式後、住職に感謝の気持ちを込めてお布施を渡します。金額に決まりはありませんが、地域の慣習やお寺に相談し、適切な金額を包むと良いでしょう。

魂抜きにかかる費用の目安

魂抜きの儀式にかかる費用(お布施)は地域やお寺によって異なりますが、一般的な相場は1万~5万円ほどです。遠方から来ていただく場合は、交通費の負担も考慮しましょう。弊社からお寺様を紹介する場合は2万円程度になります。

魂抜きの依頼先と注意点

お寺が指定されている墓地の場合
管理者に相談し、決まった住職に依頼するのがスムーズです。

無宗派のお墓の場合
無宗派であっても、仏教の住職にお願いすることは可能です。お墓じまい業者が提携している住職を紹介してくれることもあります。弊社でもお寺様の紹介が可能です。

お墓が遠方にある場合
事前に日程を調整し、必要に応じて電話やオンラインでの相談を利用しましょう。

まとめ

「魂抜き」は、ただ形式的な儀式ではなく、故人や先祖との心のつながりを大切にする大切な時間です。墓じまいの前にきちんと魂抜きを行うことで、家族の気持ちも整理され、次の供養のステップへと進みやすくなります。

大切なご家族とのお別れの儀式を、心穏やかに迎えられるように、事前の準備をしっかりと整えましょう。

何かご不明な点があれば、お寺や専門の業者にお気軽にご相談ください。

詳しいお墓じまいの流れはこちら

ご遺骨の行先・遺骨はどうすればいいの?

ご遺骨はAmazonを使って簡単供養!
クレジットカード決済可能!

80,000円(税込)

永遠華 永代埋葬WebではAmazonで申込キットを購入して、ご遺骨を郵送するだけで埋葬供養が可能です。もちろん、お墓じまいをした後の土が混ざったご遺骨でもお申し込み可能です。詳しくは以下のリンク先をご確認ください。